こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

私のバイブル

私には大好きな絵本があるよー!

イルカの星

イルカの星

 

 

6歳の時、図書館で出会った!

私はいつも貸し出し制限MAXの10冊借りてたけど、

この絵本はいっつも借りてたな〜。

そしたら、お母さんが買ってくれた!

それからずっと持ってる。

今年で20周年だ!

ということで、紹介したくなった^^

 

 

絵も言葉も全てが大好き。

 

自分の心にバシン!って食い込んでから今まで

ずっと私の心のメイン部分を構成してる。笑

 

 

もはや私の一部や!!!

 

 

特に好きなところは

イルカと男の子が友達になって

海に深く深く潜っていく場面。

絵もめちゃくちゃ綺麗。

言葉をちょっぴりご紹介させていただきます!

 

 

 

 

 

✴︎

もぐろう、ふかく。

じぶんの こころの おくふかく。

しずけさと やすらぎの 中で、

ほんとうの じぶんを 見つけるんだ。

そして、よろこびなさい、いま 生きている ってことを。

もとめている ものは、じぶんの こころが、いちばん しっている。

うれしい ことも、ほんとうに やりたい ことも、

じぶんが いちばん しっている。

こころの こえに 耳を かたむけさえ すれば。

(『イルカの星』葉祥明 絵・文)

✴︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ〜

 

いいね〜

 

このページにくると私も一緒に潜るよ。

 

 

 

本当は全部の言葉紹介したい。

絵も見てほしい。

私が大好きなものだから^^

 

 

 

 

この絵本は私の一部だから、

自分の中でなんか迷いが出た時とかは、この絵本を読む。

 

それで自分の指針を思い出すって感じ。

 

 

 

作者は絵本作家の葉祥明さん。

会えた時はめっちゃ嬉しかった〜!!!

しゃべるとめっちゃ面白いし。笑

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ほんとに偉い人って、

全然偉そうにしないで

むしろ冗談言って人を笑わせられるような人なんだなぁって思った。

 

 

 大好きです!

 

自分MAX使う生き様

この世界に生きる素晴らしい人を、
またまた見つけてしまったよ〜

『暗闇でも走る』読みました!

\カヨレポ/

著者は、不登校やひきこもりなど、
もう一度勉強したい若者のための個別指導塾「キヅキ共育塾」の代表 安田祐輔さん。


恵まれなかった家庭環境、
発達障害という自身の特性、
いじめ、鬱、ひきこもりetc...

壮絶な暗闇の中、ズタボロになりながら必死にここまで走ってきた安田さんの
生き様を知って、

安田さんがどれだけ
「何度でもやり直せる社会を創る」
を本気で言ってるか、
わかった。


安田さんは、本の中で何度も言ってる。

僕は運が良かった、と。

からしたら
彼のすさまじい生い立ちからし
え、そうなの?って思ってしまうけど、

確かに安田さんと同じ境遇で
現に救われていない人はたくさんいる。

だから彼の言う
「僕は運が良かった」っていうのは、

「今苦しんでいるあなたは、もう一人の自分なんだ」

っていう意識なのかなって思った。

そうやって過去の自分をひとりひとり、救っていってるかもなぁと思った。


それと、安田さんが本当にすごいのは、

過去、自分を傷つけた人のことを
恨まなくなったどころか

その人たちが持つ傷を、
想像する優しさを持ってること。

安田さんは本の中でこう言ってる。

"自分に害を加えてきたように見えた人、キツイ言葉を浴びせた人であっても、きっとその裏にはその人なりの悲しみや苦しみがある。
そのことに気づけたことで、人間の多様性と豊かさに気づけるようになった。"
(『暗闇でも走る』安田祐輔 著 P.240)


ほんとすごいと思った。

そうやって
自分の人生かけて学んだことが
今やってる活動全てに
生きてるんだと思った。

自分を最大限使って
生きてる人だと思った。


私もそうなりたい!

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恋が栄養になるとき

この映画を観たよ〜

\カヨレポ/

〜ストーリー〜

ごく普通の子どもだったオーウェン
2歳の時、突然言葉を失ってしまった。

医者からは「自閉症」という診断。

そんなオーウェンには心から楽しそうな瞬間があった。

それはディズニー映画を観ている時。

ディズニー映画を何回も観たオーウェン

全ての映画のセリフを暗記している。

外界を遮断したかのように見えていた彼は

ディズニーからこの世界のことを学んでいたのだ。

そして大人になったオーウェンは、

家族の元を離れ一人暮らしを始めることにする。

(ちなみにドキュメンタリー映画です!)


〜レポ〜

この映画の中で一番印象に残ったのは、オーウェンがガールフレンドに失恋する場面。

すごく大好きで自分を愛してくれる存在が

自分から離れてしまうってことが、
今までは多分なかったんだと思う。

(家族はいつでも彼の味方で、すごく協力的な存在として描かれていた。)

だからオーウェンはすごく悲しむ。

こんなに悲しいなんて、あんまりだ!!!

と癇癪をおこす場面もある。

家族としては、こうなる可能性があることは、わかっていたはず。

人より失恋がこたえるだろうことも。


それでも恋を邪魔しなかった。

オーウェンの父親は
「息子には挫折が必要。」と言った。

オーウェンの母親は
「悲しみをじっとこらえて過ぎ去るのを待つのよ。」と言った。

それは、息子を信じてるから。


それに、自閉症とか関係なく。

恋は、痛いものだ。

終わるとき、一番心の栄養になる。

こらえた痛みは、自分の血肉となる。

経験されるべきものを

経験させてあげるのを邪魔しない。

それは価値あるものだからね。

障害のあるなしに関係なく。

そういうスタンスいいなと思うよ。




そういう私も、先日彼氏と別れて、心の栄養つけてるところなのだ…!笑

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くじける権利

当たり前だけど、

誰にでも、

くじける権利がある。

 

くじける

しくじる

失敗する

etc…

 

くじける権利は

強くなる権利。

 

前の自分を

飛び越える権利。

 

だから、

むやみに

人のくじける権利を

奪ってはいけない。

 

あぁあの子

失敗しそうだな。

そしたらきっと

傷つくんだろうなー。

かわいそうに。

 

わかっていても

やらせる。

失敗して傷つくその子を

死なないようにだけ

見守りながら。

 

 

それは自分の中でやってること。

 

自分の中の

子供的要素を、

自分の中の

親的要素が

ひそかにあったかく見守ってる。

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チャイム

さっき、お家に帰りましょう〜の放送チャイムがなった。

夕方になると、子ども向けに役所が放送するやつね。

それで、思い出したことがある。


どこかからの帰り道、最寄駅のホームに降り立った私は、

そのホームで一人、大号泣している女の子を見つけた。

小学生高学年くらいかな。

結構激しく泣き叫んでるから

周りの大人はその子を避けて通ってた。

言葉を選ばずに言うと、少し知能に障害があるような感じの子だった。


女の子の近くを通った若い男の二人組の声が聞こえた。

「おい、泣いてんぞ。」

「絶対、無理。」

それを聞いて、私の心の中で何かがプッツンした。

私は、女の子の方に近よって話かけた。

こういう時、私は私じゃないみたいな感じになる。

なんか無意識になる。

体と意識がバラバラになるみたいな。


「大丈夫?大人の人呼んでこようか?」

(って、まぁ私も大人だけどな!笑)


私を認識してからも、しばらく大号泣する女の子。

私はウンウン、とひたすら女の子を見つめる。

するとしばらくして女の子は言った。

「チャイムがもう一回聞きたいの。」

私は何のことかよくわからなかった。

しばらくして、あの「お家に帰りましょう〜」の放送のことだと理解する。

見ると女の子の手には、何やら古いキャラクターもののキーホルダーが

ぎっちり握られている。

きっと女の子の中で何か文脈があるんだね。

私はただただ同意した。

「そうだね、チャイムもう一回聞きたいね。」

「あ、また明日聞けるんじゃない?」

しばらく泣きじゃくっていた女の子は、急に我に返った。

「あ、役所の人に頼んでみよ。」

お、おう。まじか。

そして泣き止んだ女の子はパ〜っと去っていった。


すげ〜!!!

なんか色々すげ〜!!!笑



チャイムを聞くと思い出す。


チャイムと女の子の関係はどんなものだったんだろう

っていう想像力の種を女の子は残していって

私は後から思い出して楽しんでる。笑

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『玄牝』を観る。動物だもの、と思い出す。

お友達主催の映画上映会に行ってきた!

 

 

\カヨレポ/

 

ドキュメンタリー映画: 玄牝(げんぴん)

 

感想:

愛知県岡崎市にある吉村医院。

ここでは自然な分娩がしたい、と

色んな思いや背景を持った妊婦さんが

全国から集まり、出産までの間、

体づくりをして過ごしている。

(妊婦さんが薪割りとか...すごすぎだよ…)

 

 

 

実際の出産のシーンは、やっぱり感動した。

 

感動したし、

 

 

 

 

 

 

 


そうそう

私達動物だったわ!

 

ってこと、ありありと思い出せた。

 

 


人から人が産まれる瞬間は

生きるか死ぬか。

 


産もうとする母親は

聞いたことないような声を出して

綺麗に取り繕うことなんてできないし

 


出てくる子どもは子どもで

誰に教わるでもなく

ひたすら小さい穴から外を目指す

 


動物だなー

本能だなー

 


それってすげーなーって思う。

 

 

 

もう一つ印象的だったのは、

生まれる赤ちゃんの

お兄ちゃんやお姉ちゃんの

出産に立ち会ってる時の表情。

 


涙をながしてたりする。

 


どんな気持ちだったのかな。

 

 

 

子どもながらに

子どもだからこその心で

きっと何かをキャッチしてるのかな

 

 

尊いなーって思った。

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それでもやりたいことがある。

自信がない。

でもやりたい。

こんな自分でもできるのか。

すごく不安がある。

それでも、やりたいことがある。


それは、やっぱり人に関わる仕事。

生まれるべき言葉が

この世に誕生できるように

お手伝いできる仕事。




言葉は大切だけど、

本当に大切なことは言葉ではない

かもしれない。



しかも

言葉は時に人を傷つける

こともある。







でも

そういうことをわかった上で、

私は言葉が好きだ。

人間が好きだ。




私は、

心の根底では

人と心が通じ合いたい と

いつも思っていて、

言葉の壁や、

心の壁で、

伝えたい想いがあるのに

伝えられないもどかしさ を

知ってるから。



同時に、

言葉や心の壁を乗り越えて

想いが伝えられた時の喜び を

知ってるから。





だから、

私はやっぱり言語聴覚士になりたい。


言語聴覚士とは、

色々な原因で、

話す・聞く・食べることが

困難になってしまった方に寄り添い、

その方に合ったアプローチを探りながら

サポートをする人。




旅から帰国した後、

私はこのお仕事を

ハローワークの求人票で知り、

なぜか気になった。


それで一度、

専門学校の見学に行って

体験授業を受けてみた。




でも諦めた。

このお仕事は

もっと優しい人間じゃないと

できないな〜と思って。



それでも諦めきれず

もう一回違う学校に行ってみた。


そこでは

患者さんのトレーニングの様子を

見学させてもらった。




でもやっぱりダメだった。


実際の現場を見て

なぜか自分が苦しくなったから。


こんなんじゃ

人のサポートをすることはできないよ、

と思った。


すっごく興味あるのに

残念だな〜って。




それで諦めて、

行きたい会社を一つ見つけて、

受けて、落ちた。





それで、考えた。

いろんな道があるなと思った。

でもどの道を選んでも、

多分、大変なことはある。

どうせ大変なら、

自分がやりたいことのための大変を

選ぼうと思った。






だから、もう一回行ってみた。

三度目の正直。笑

言語聴覚士になる専門学校に。

前回行ったのとはまた別の学校。








そして、決めた。

私は、これになろう。

やっぱり、やりたいから。














決めたはいいものの、

めちゃくちゃ自信がない。

人の体や心の

奥深いところに関わる仕事、

すごくやりたいけど自信がない。








もしかしたら、

学校に行ってもダメかもしれない。


国家試験に受かっても、

現場でやっていけないかもしれない。


専門学校に通うには

時間もお金もかかるのに。



















でも。


それでも。


できたら嬉しい。


なれたら嬉しい。





障害を

完璧に治すことはできないけど、


患者さんに

自信を持って接する自信はないけど、


患者さんと、

言葉を生む喜びを

一緒に味わせてほしい。







それができたら自分が嬉しいから。










だから、

できるかわからないけど、

それでもいいから

言語聴覚士になれる可能性の方へと

道を進みます。



ひとまず専門学校の入試、合格通知きた\(^o^)/