漫才師の10年間の物語。
主人公は売れない漫才師の徳永。
徳永は天才肌の先輩芸人、神谷と出会う。
神谷は売れていないが、天才だった。
全ての基準は自分が面白いと思うか。
自分の表現を相手によって変えない。
後先を考えない。
多額の借金をする。
笑いのためにとんでもない手術をする。
敵を作る。
でも、奇跡も起こす。
それが神谷だった。
私はこの本で神谷に出会えてよかった。
神谷のまっすぐさをうらやましく、怖く感じた。
自分自身のまっすぐさのせいで、傷つく神谷を見たくなかった。
徳永と同じように、神谷にただ幸せになってもらいたかった。
この本で、みんなにも神谷に出会ってほしい。
それと、芸人さんに対するイメージが変わった。
彼らはすごい!
そして最後の、徳永の漫才シーンは号泣確実です。
今週のお題「名作」