こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

映画「正欲」誰もがマイノリティだ

浅井リョウさんの小説が映画化された「正欲」観てきました!
なるべくネタバレなしでいきます。

〜カヨレポ〜
この物語には、とある性的嗜好をもった人たちが登場する。
それは一般的とされてない嗜好だ。

私は、性的嗜好の話に限らなければ、誰しもがマイノリティだと思う。
それが目立つ形で出ているかどうかという違いだけで、マイノリティではない人はいないと思う。
誰もが、人には理解されなくても、絶対に譲れないもの、何が何でも大切なもの、侵されたくない領域があるはずだから。

マジョリティは悪気なくマイノリティを傷つける。
でも人はみんな、ある面ではマジョリティ、また違う面ではマイノリティ。
知らない間に傷つけたり傷つけられたりしてみんな生きてる。

それでも、自分が自分をよしとして生きていくしかない。
他人に理解されなくても、自分の大切なものを大切にして、生きていくしかない。
そうすれば、他人の大切なものが理解はできなくても、「そっか。」ってできる。かもしれない。

自分がマジョリティでありマイノリティであり、
誰かを自然に傷つけていることを自覚し、
それでも自分自身を生きるしかないと思った映画。