こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

この世は色彩と光

6歳のころから大好きな絵本がある。
それは『イルカの星』。
葉祥明さんの絵本。
私の心の指針となってる本。
6歳で図書館でこの絵本に出会って、ずーっと借り続けてた。
そしたら母が買ってくれた絵本。
yohshomei-netshop.com


きのうは、そんな葉祥明さんのミュージアムトークに参加した。
リアルは行けなかったのでリモートで。

めちゃくちゃよかった。
葉祥明さんがこの絵本を朗読してくれる時間があった。
ずっと自分の声で音読してたことばたちが、
暗記して心に染みついてることばたちが、
葉祥明さんの声で耳に届いてきて、
涙が止まらなかった。

とくに本当にここが好きなの。
すこしだけ、引用させていただきます。

☆☆☆

もぐろう、ふかく。
じぶんの こころの おくふかく。
しずけさと やすらぎの 中で、
ほんとうの じぶんを 見つけるんだ。
そして、 よろこびなさい、いま 生きている ってことを。
もとめている ものは、 じぶんの こころが、いちばん しっている。
うれしい ことも、 ほんとうに やりたい ことも、
じぶんが いちばん しっている。
こころの こえに 耳を かたむけさえ すれば。

☆☆☆

このことばと、
深く潜っていくイルカと少年の美しい絵が大好き。
私も一緒に潜っていく…。

きのう、葉祥明さんが言ってたことで素敵だなって思ったことがあった。
年をとると、若い頃みたいに目がはっきり見えなくなる。
はっきり見えると、美しいとか醜いとか、そういう見え方になる。
でも今、葉祥明さんの見え方は、ソフトフォーカス。
全体的にふわーってしていて、そうなると、全部が美しいんだって。
この世は色彩と光だって。
うっとりした。

すごくすごく幸せな時間だった。
葉祥明さん大好きです。
これからも応援しています!