こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

他者を自分として見ると

他者が動くのを観察する。
いろんな場所、角度から。
その人の雰囲気、色、取り巻く空気の動きを観察。

だんだんその人を自分にリンクさせていく。
その人を自分のからだに入れていくイメージ。
完全に動きをコピーするのではなく、その人の要素をとりこむ。
その過程で、すごく優しい目でその人を見ていることに気づいた。
その過程を踏んでから、その人に触れていくと、いつもより優しく触れられる気がした。
動きがマッチして自然だった。
動きの中でその人とからだが離れても、繋がってる感覚はそのままで、全然大丈夫という感じがした。
無理に触れなくてもいい。
触れていない状態でもリンクしてるって感じた。
自分と他者の境界線がとけていくのはすごく優しい体験だった。

☆☆☆
昨日のダンス(コンタクトインプロビゼーション)イベントの感想の続き。
(コンタクトインプロビゼーションというのは、からだの重心や感覚を使って他者と関わりながら即興で動くダンス。)

ワークの中で2人ではなく3人で動くというものがあった。
まずソロで踊る人を一人決めて、その人は一人で自由に動く。
ソロを見ている2人は次の4つのステップを踏んでソロに関わっていく。
①いろんな場所と角度からソロの動きを見る。
②その人のことを自分だと思いながら見る。
③その人を自分の中に取り入れる。自分も動き出す。
④その人に触れながら踊っていく。その人をサポートするような動きをする。
丁寧に①②③の過程を踏むことでより気持ちよく踊れた。
②の時に、自分がすごく優しいまなざしでその人を見ていることに気づけて嬉しかった。