こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

東田直樹さん『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』

 

自閉症である東田さんは、会話ではなく、文字盤やパソコンを使った筆談によってコミュニケーションをとっている。

 

この本は、東田さんが13歳の時に記した本。

 

東田さんの見ている世界を、そっと、のぞかせてもらえる。

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

 

 

東田さんはこの本の中で、ご自身のとる行動の理由について、ひとつひとつ丁寧に質問に答えている。

 

特に私が好きなのはこちら。

 

✴︎

手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?

 

 

これは、光を気持ち良く目の中に取り込むためです。

 

僕たちの見ている光は、月の光のようにやわらかく優しいものです。そのままだと、直線的に光が目の中に飛び込んで来るので、あまりに光の粒が見え過ぎて目が痛くなるのです。

 

でも、光を見ないわけにはいきません。光は、僕たちの涙を消してくれるからです。

 

光を見ていると、僕たちはとても幸せなのです。たぶん、降り注ぐ光の分子が大好きなのでしょう。

 

分子が僕たちを慰めてくれます。それは、理屈では説明できません。

 

自閉症の僕が飛び跳ねる理由』東田直樹 p.89 角川文庫 より

 

✴︎

 

 

 

わぁ〜きれいだなぁ。

なんか光景が浮かんできて、こっちまで幸せになっちゃう。

 

まぁそれはあくまでも”私の想像する東田さんの世界”になっちゃうんだけども。

 

 

 

でもさ、光、私も大好き。

やっぱ一番は太陽の光が好き。

 

光の粒は見えないけど、匂いはわかるよ。

太陽が心と体にいいこと、私も知ってるんだ〜(o^^o)

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