東田直樹さん『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』
自閉症である東田さんは、会話ではなく、文字盤やパソコンを使った筆談によってコミュニケーションをとっている。
この本は、東田さんが13歳の時に記した本。
東田さんの見ている世界を、そっと、のぞかせてもらえる。
東田さんはこの本の中で、ご自身のとる行動の理由について、ひとつひとつ丁寧に質問に答えている。
特に私が好きなのはこちら。
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手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?
これは、光を気持ち良く目の中に取り込むためです。
僕たちの見ている光は、月の光のようにやわらかく優しいものです。そのままだと、直線的に光が目の中に飛び込んで来るので、あまりに光の粒が見え過ぎて目が痛くなるのです。
でも、光を見ないわけにはいきません。光は、僕たちの涙を消してくれるからです。
光を見ていると、僕たちはとても幸せなのです。たぶん、降り注ぐ光の分子が大好きなのでしょう。
分子が僕たちを慰めてくれます。それは、理屈では説明できません。
『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』東田直樹 p.89 角川文庫 より
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わぁ〜きれいだなぁ。
なんか光景が浮かんできて、こっちまで幸せになっちゃう。
まぁそれはあくまでも”私の想像する東田さんの世界”になっちゃうんだけども。
でもさ、光、私も大好き。
やっぱ一番は太陽の光が好き。
光の粒は見えないけど、匂いはわかるよ。
太陽が心と体にいいこと、私も知ってるんだ〜(o^^o)