おばあちゃんが お化粧をしていた。
立ちんぼで
背中を向かせて、
一人で
お化粧をしていた。
ポンポンと
ほほに、おしろい。
うっすらと
紅も、ひいて。
しんけんに
たしかめるように。
スローなテンポ。
いつもどおり。
でも、
心なしか
いつもよりやわらか。
タンスの上にのせた鏡に
おばあちゃんは
何を見ているのだろう?
私は、
こっそりその場をはなれ
お茶の準備にとりかかった。
✴︎
おばあちゃんがお化粧をする後ろ姿を見て
言いようのない、むずきゅんを感じたよ!!!
なんか、声をかけられなかった!笑
という日常の中の感動。
それでこの絵ができて
「これおばあちゃんだよ。」ってプレゼントしたら、すっごい喜んだ。
おばあちゃん。