感動した。。。一気に読んだ。。。
鈴木大介さんの『されど愛しきお妻様』
レポします!
されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間
- 作者: 鈴木大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<大人の発達障害のお妻様>と、
<高次元機能障害となった夫(著者)>
の試行錯誤の実話。
病気をする以前の夫は、
お妻様はなぜ家事を全くしないか、
なぜ感情をコントロールできないのか、
わからなかった。
何度言ってもお妻様は変わらず、
夫は一人で家事も仕事も背負いこんで、
脳梗塞で倒れ、脳に障害を負った。
自身が脳の病気をし、
障害の先輩であるお妻様のサポートを受ける中で、
"お妻様の視点"を得ていった夫。
そして、試行錯誤を繰り返し、
今では二人の得意不得意をうまく組み合わせて、
キュートで平和な夫婦生活を過ごしている。
そうなるまでに18年かかったそうだ。
✴︎
素晴らしかった。
これは、障害の話でもあるけど、
全てのパートナーシップの話でもあると思った。
18年間本当に大変な道のりだったと思う。
その学びが詰まった、めっちゃ価値ある本!!!
全てのパートナーシップ/チームワークの必読書だぜ!!!
と思ったよ。
いいなと思った文章があったので、
引用させていただきます。
✳︎
『愕然である。
だとすれば、
僕はそれまでなにをしてきて、
なにを頑張ってきて、
挙句の果てに倒れたのだろう。
お妻様がなにを望んでいるか
など関係なく、
僕自身が
「お妻様は、我が家は、こうした方がいい」と思ったことをやってきて、
勝手に倒れただけではないのか。
一方で、
お妻様は常に僕がなにを望んでいるのかを考え、
自身の持つ能力の中で
やれる限り精いっぱいのことをしてくれている。
相手が「したほうがいい」
と僕自身が思うことを、
相手のためだと押しつける僕。
相手が「してほしいこと」を考えて
精一杯やる(けどちょっとズレてたり中途半端だったりする)お妻様。
…
改めて大懺悔である。』
(されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間p104~105)
✳︎
ここね。
相手が「したほうがいい」と僕自身が思うことを、相手のためだと押しつける僕。
相手が「してほしいこと」を考えて精一杯やる(けどちょっとズレてたり中途半端だったりする)お妻様。
私的には、めっちゃ心が痛む。
この夫みたいに、
押し付けることをいっぱいしてきたから。
お妻様みたいに、
ちょっとズレてること頑張ってやっちゃいがちだから。
自分の思う幸せが相手の幸せ
とは限らないし、
相手の本当の気持ちを推し量る
なんてことも無理。
やっぱり、
自分と相手は違うっていう前提が、
大事なんだな〜。
✳︎
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