こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

パートナーシップのコツ発見

感動した。。。一気に読んだ。。。

鈴木大介さんの『されど愛しきお妻様』

レポします!

<大人の発達障害のお妻様>と、
<高次元機能障害となった夫(著者)>

の試行錯誤の実話。


病気をする以前の夫は、

お妻様はなぜ家事を全くしないか、

なぜ感情をコントロールできないのか、

わからなかった。


何度言ってもお妻様は変わらず、

夫は一人で家事も仕事も背負いこんで、

脳梗塞で倒れ、脳に障害を負った。


自身が脳の病気をし、

障害の先輩であるお妻様のサポートを受ける中で、

"お妻様の視点"を得ていった夫。


そして、試行錯誤を繰り返し、

今では二人の得意不得意をうまく組み合わせて、

キュートで平和な夫婦生活を過ごしている。


そうなるまでに18年かかったそうだ。





✴︎

素晴らしかった。

これは、障害の話でもあるけど、

全てのパートナーシップの話でもあると思った。


18年間本当に大変な道のりだったと思う。

その学びが詰まった、めっちゃ価値ある本!!!



全てのパートナーシップ/チームワークの必読書だぜ!!!


と思ったよ。



いいなと思った文章があったので、
引用させていただきます。


✳︎

『愕然である。

だとすれば、
僕はそれまでなにをしてきて、
なにを頑張ってきて、
挙句の果てに倒れたのだろう。

お妻様がなにを望んでいるか
など関係なく、

僕自身が
「お妻様は、我が家は、こうした方がいい」と思ったことをやってきて、
勝手に倒れただけではないのか。

一方で、
お妻様は常に僕がなにを望んでいるのかを考え、
自身の持つ能力の中で
やれる限り精いっぱいのことをしてくれている。

相手が「したほうがいい」
と僕自身が思うことを、
相手のためだと押しつける僕。

相手が「してほしいこと」を考えて
精一杯やる(けどちょっとズレてたり中途半端だったりする)お妻様。

改めて大懺悔である。』

されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間p104~105)
✳︎



ここね。


相手が「したほうがいい」と僕自身が思うことを、相手のためだと押しつける僕。


相手が「してほしいこと」を考えて精一杯やる(けどちょっとズレてたり中途半端だったりする)お妻様。





私的には、めっちゃ心が痛む。


この夫みたいに、

押し付けることをいっぱいしてきたから。


お妻様みたいに、

ちょっとズレてること頑張ってやっちゃいがちだから。







自分の思う幸せが相手の幸せ

とは限らないし、

相手の本当の気持ちを推し量る

なんてことも無理。




やっぱり、

自分と相手は違うっていう前提が、

大事なんだな〜。

されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間



✳︎
鈴木大介さんの記事はこちら!