人間は身体に殻をつけてる。
殻の下には膜があって、その下にアメーバが入ってる。
殻は、本来はなかったものなんだけど、生きてるうちに知らぬ間にまとってきた鎧や、ゴミを表してる。生まれてきた時はなかった。
膜は、ニワトリの卵を割ると、殻の下に薄皮みたいなのあるじゃん?
あれが膜のイメージ。身体の中身と表面を包んでる。
アメーバは、その生命自体のトロトロした「命の要素」みたいなもの。キラキラしてたりもする。どんな生き物にも入ってる。
殻をぶち破っても、膜は破れないから大丈夫。
殻を破ると何がいいって、自分の中に入ってるアメーバを、膜を通して綺麗に透けて魅せられること。殻があると、せっかくのアメーバが、くすんで見えてしまうからね。
あとは、他の綺麗なアメーバと膜を通して交わって、アメーバの交換がしやすいこと。殻があると邪魔になってやりにくいからね。
膜はすごいよ。
膜は呼吸していて、状況に応じて変幻自在に柔軟に動いてくれる。
外に悪いものがあったら、自分のアメーバの中に入ってこないように膜はガードしてくれる。
ガードには殻の方が適してそうだけど、実は殻を捨てた膜の方が全然強い。
反対に、外に素敵なものがあったら、膜は優しく緩んで、アメーバを行き来させてくれる。
「あー綺麗ね」って感じたお互いのアメーバ同士が交れるように、アメーバ同士を通せるようにして、遊ばせてくれる。それがアメーバの交換。
そういうのは意識してやるもんじゃなくて、本能が自然にやってくれる。
自分では気づかない。
だから殻を破っても、怖くない。
殻がなくなった分、膜の存在をすごく感じられるようになる。
それが安心ってこと。
自分の膜を信頼していい。
殻をぶち破る方法は、常識を疑ってチャレンジすること。自分で決めた自分のリミットを超えてみること。
膜を柔軟にする方法は、わかんない。でも殻をぶち破った時点で、膜はだいぶ動き出してくれる。殻をぶち破った分だけ、膜は柔軟になるはず。
だから、いらない殻なんかぶち破って、ほんとは綺麗な君のアメーバを見せてくれ。
私もまだまだ、ぶち破るよ!
以前書いたアメーバについての記事はこちら!