こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

だからポジティブ思考はやめることにした

ポジティブ思考しようとする時点でポジティブじゃない。

だからポジティブ思考はやめることにした。

無理やりするポジティブ思考=「えせポジティブ」について今日は語らせてください!!!

 


さて、
何を隠そう私は、えせポジティブシンキングのプロ。笑

高1の頃、大人に混じって「引き寄せの法則」セミナーに参加した。

そのセミナーで習ったのはこんなこと。

「マイナスのことを言ったり思ったりすると、
マイナスのことが引き寄せられて実際に起こる。
だから、嫌なことがあっても笑顔でありがとう!と言いましょう。
そうすれば、プラスの言葉に引き寄せられてプラスのことが実際に起こる。」

 

素直で真面目だった私は、ふーんそうなんだーと思ったけど、
心のどこか違和感を感じていた。

じゃあその時感じる自分の本当の感情はどうなっちゃうの?
って。

でも私は素直で真面目だったから(2回目笑)日常でずっと実践してきた。
マイナスの言葉を言いそうになったら、慌てて口を閉じた。
そして無理やりプラスのことを考えようとした。

こうして「どんなにマイナスのことを思ってても言葉に出せない自分」が完成した。

 

(※「引き寄せの法則」は実践していいこともあった。例えば自分が欲しい「未来」のイメージにぴったりの写真をネットで探して、1枚の夢マップを作った。数年後に見返して見てびっくり。全部実現してた笑。なので要は使い方次第。)


この「マイナス発言禁止」という地道で孤独な苦行を続けるうちに
マイナスな状況でも無理やりポジティブ思考をひねり出す癖がついた。


それに気づいたのは、私が社会人になって
みんなと社員研修を受けている時だった。

 

メンタルヘルスの講義の中で、
気分が落ち込むようなシチュエーションのお題を出されて、
いくつ気分を上げる考え方を思いつけるか、制限時間3分以内に各自書いてください!
というような時間があった。

 

タイムアップして、みんなと自分の思いついた数を比べて愕然とした。

 

私だけ思いついた数が多かったの。異常レベルで。
(みんな真面目にやってないだろ!笑)


先生に褒められて嬉しいという気持ちもありつつ、
内心複雑な心境だった。

 

だってこれはただの癖。
いくらポジティブになる考え方を思いついたって、
それは本当の気持ちじゃなくてただのフェイク。
本当の気持ちは置いてかれたまんまだよ。

 

 

 

 

最近自分を研究してて思うのは、
フェイクに対する嫌悪。


自分の中にフェイクがある時や
人のフェイクを感じた時、
すごく気持ち悪くなる。


ずっと自分がフェイクだった分、
人一倍フェイクに敏感になってしまった^^

 

だから今の自分は、
「綺麗なフェイク」より「汚い本物」でありたいし、
そういう物にいっぱい出会いたいと思ってます。

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でもまぁ欲を言っちゃうと「綺麗な本物」がいいなー!(おい笑)