今日は、音楽座という劇団のミュージカルを観に行った。
彼らの作品には、毎回ハッとさせられる。
日常生活で忘れられがちなキラリと光る「何か」をすくい集めて
そっと見せてくれるような、
優しさと純粋さと、しなやかな意志を感じる作品。
それで新しい作品が出ると毎回観に行くんだけど、いつも
「なんて今の自分にドンピシャなテーマなんだ!」
と痛く感動し、号泣してしまうのが私の定例だった。笑
でも今日は、いつものような感動は正直感じられなかった。
毎度のことながら、思わず涙した場面は数カ所あったが、いまいち主人公の気持ちに入っていけなかった。
理由を考えてみた。
そしてわかったことは、別にその作品が悪かったわけではなく、
私の中にそれを「感動せしめる要因」がなかったということだった。
人は、そもそも「自分の中に持っているもの」を使うことでしか、「外部のもの」を共鳴させることができない。
「自分の中に持っているもの」とは、自分自身の経験からしか得られないパーツのようなものかな。
自分には、
まだまだパーツが足りないぜ!
と思ったよ。
どうせならこの世の中、できるだけ心を震わせて生きていきたいと思うんだよ。
生きてれば勝手にパーツが集まるから、年をとればとるほど楽しみだね。
昔のパーツを錆びさせないようにしながら、新しいパーツをどんどんゲットしていきたいな。
音楽座さんのHPはこちら!
いつもキラキラな感動をありがとうございます!
私はパーツ集めて出直してきます!