こちら、カヨ研究所!

自分を研究するためのブログ。言語聴覚士。

一歩一歩ゆこう!

部屋を片付けてる時、

色んな物を引っ張り出しすぎて、とっちらかしてしまう。

綺麗になるまでの道のりは果てしないし、かといって後戻りもできない。

 

 

…そういう時ってない?

 

私はよくあるよ。

そしてこの状況がとっっても苦手!!!笑

 

「あ〜もう〜どうしよう〜(泣)」×1000+「パニックーーーー!!!」

って感じになる。

 

 

 

 

で、そういう時に自分で自分に言う言葉がある。

 

「目の前のことを一つづつ、終わらせていけばいいんだよ。」

 

 

うん。

よしよし

これで段々落ち着いてくる。

 

これは、母直伝の言葉。

パニックになった私にいつか言ってくれて、それから気に入って使ってる。

 

 

小説『モモ』を今読んでいて、おんなじだ〜!と思った言葉を見つけたので紹介するね。

モモの親友ベッポのセリフです。(ベッポは無口なおじいさんで、道路掃除屋さんをしている。)

 

「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。

 

…そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードをあげてゆく。ときどき目をあげて見るんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。だからもっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息がきれて、動けなくなってしまう。道路はまだのこっているのにな。こういうやり方は、いかんのだ。

 

…いちどに道路全部のことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけ考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。

 

…するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。

 

…ひょっと気がついたときには、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれてない。

 

…これがだいじなんだ。」

(『モモ』ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳 岩波少年文庫 p.52~53より)

 

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

 

 

ベッポじいさーーーーーん!!!

 

 

またパニックになったら思い出そっと^^

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